スポンサーサイト

スポンサー広告  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

02/15 日銀サプライズへの二つの論点

◇最近のボヤキ 倉都康行  

 Moody'sの欧州各国格付け・見通し引き下げやギリシア支援協議の延長など海外要因はまだ燻り続けているが、国内では日銀の事実上のインタゲ導入や追加緩和策発表というサプライズで一色となった。論評はメディアや専門家に任せるとして、この発表で感じた二点を記しておきたい。一つは何故皆が日銀に「解」を求めようとするのかという疑問である。日本経済と金融の問題は、日銀の外にあるのに、いつまでも日銀に拘り続けている理由は何故か。それはもう一つの正統性に関する議論と関連するように思う。
 デフレや低成長・超円高といった諸問題はいわば高次の連立方程式のようなものだ。複雑な関係を解くには何かの変数を括弧に入れてみるという方法がある。有名なところでは、マルクスは資本・国家・国民のトリレンマを解く為に国家を括弧に入れてまず資本論を書いた。現在の日本で言えば日銀を括弧に入れて見なければなるまい。つまり日銀の外側に注目してその歪みの原因を取り出す作業が肝要なのだ。まず浮き彫りになるのが財政赤字であり銀行である。日本の資本主義を潰している真の要因から、政府は目をそらしたいだけなのかもしれない。

そして、政府や学者が日銀に解を求めるたがるのは明らかにFRBを意識しているからだ。バーナンキ議長がインタゲ導入したことが、今回の大きな圧力になったことは論を待たない。それは未だに日本がFRBの正統性を盲信している事実を明らかにした。FRBは未だに日本経済のローマ教会なのである。FRBのやり方には確かに参考になる部分があるが、間違いもある。馬鹿にしていた日銀方式をマネしたところもある。FRBだけでなく米議会の正統性にも疑問を突き付けたのが「OWS」運動であった。欧州やアラブも同じである。正統性の議論無しにFRBを神と呼び続ける風潮には、飽くまで抵抗していきたい。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。