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12/29 オリンパス的政府の行く末

◇最近のボヤキ 倉都康行  

 来年度予算案の「借金隠し戦略」についてはメディアも幅広く報道しているので特にコメントするつもりも無いが、似たような話は金融危機後の米国にもあるし、恐らく欧州にもあるだろう。問題はそれを市場がどう消化するかである。日本も今回はまだその醜さを隠し通せるかもしれないが、いずれ鋼がポキンと折れるように雪崩が起きる。閾値に至るタイミングの問題でしかない。まだ国債は数年間大丈夫という説は、日ごとに説得力を失いつつある。
 クリスマス・イブのテレビの仕事で、最後に来年の日本の姿を一言で、と言われて「守→攻」と書いた。大震災・原発から円高・TPPまで守勢に徹したのがこの1年だったが、来年こそは攻めに転じたいという希望でもある。財政にも再建に向けた攻めが欲しい。だがこの来年度予算は実質的な借金増を如何に水面下に沈めるか、という姑息な守り以外の何物でもない。オリンパスを責められるのか、という気分にもなる。消費税論議にもまるで工夫が無い。

ギリシアとイタリアは、結局市場に追い詰められて、首相職をそれぞれパパデモス、モンティという「非政治家」に委ねることになった。財政再建はポピュリズムに塗れた現代の政治家では不可能だ、という実に深刻なメッセージである。これは恐らく日本にも当てはまるだろう。首相が代わってすぐに財政再建が可能になるとは言えないが、少なくとも道筋を付けることは可能になる。市場にしかその「変革パワー」が無いのであれば、もはやその劇薬に期待するしかないのかもしれない。


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