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12/01 欧州のパッチワークかIMF支援か

◇最近のボヤキ 倉都康行  

 欧州は瀬戸際に立たされている。相撲には土俵際に徳俵があるが、市場にはそういうのりしろがない。イタリアの国債入札は悲惨な状況であり、ベルルスコーニ前首相は「首相が代わっても高金利は変わらない」と嘯いている。ベルギーもS&Pによって格下げされ、フランスのAAAにもカラータイマーが鳴り始めている。ドイツ国債の入札は札割れとなり、頼みの綱であったEFSFもECBに対しても市場は何の反応も見せなくなった。
 ユーロ危機はいよいよピークを迎えようとしている。ドイツはEU基本条約改定に固執してフランスもこれに譲歩を示したが、その改正には年単位の時間やと労力を要する。市場時代の対応としてはもっと即効性が求められる。そこで州は条約改正の必要が無い方法の模索を開始しているとReutersは報じている。一つは27か国ではなくユーロ圏17か国だけの協定作り、もう一つは基本条約の外側に8-10か国で特別な協定を設ける方法だ。これらの緊急施策でECBにより大胆な支援が可能になる枠組みを作ることが出来る、と欧州は考えているようだ。

 だがそれも何だかパッチワークのような話であり、官僚が辻褄合わせのペーパーを書いているような感もある。その一方で、イタリアのLa Stampa紙がIMFが6000億ユーロ規模でイタリアのファイナンス支援検討を始めた、と報じている方が、現実味がある。これにはECBによるIMF融資というバックファイナンスが付くのだろう。直接にECBが国債を買い入れするよりも説明が付き易い。これによって新興国も支援が検討し易くなるかもしれない。結局、IMFが全面に出ないと欧州危機は収まらない、というのがここ1か月くらいの印象である。こんな話が日米にまで飛び火してはたまらない。


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