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09/28 欧州危機はまだ進行中

◇マーケット・ウィンドウズ  

 昨日のNY株式市場は、欧州問題に解決の道が見え始めたとの期待感から、欧州市場の流れを受け継いで堅調に推移し、ダウは272.38ドル高の高値引けとなった。10月6日のECB定例理事会で、1年物オペの再開カバード・ボンドの購入再開が検討されるとの観測に加えて、利下げへの期待も高まっており、先週の大幅下落の後でもありショートカバーを誘う上昇となったと思われる。ECBの引き締め路線に関しては既に多方面から批判が寄せられており、Trichet総裁も転換への決断をする可能性は高い、と見られているようだ。だが市場が懸念する最大の問題は、やはりギリシアという個別論だろう。
 ギリシアの金庫は10月中旬で正真正銘の空っぽになると推測されている。IMF/EU/ECBのトロイカ債権団による80億ユーロ支援融資はまだ結論が出ていない。もっともこれは再来週にも「ゴー・サイン」が出ると見られており、市場の注目はむしろEFSFの拡大案に集まっているようだ。ギリシアに担保を要求するなど強硬姿勢を見せるフィンランドは明日の水曜日、ドイツでは翌日の木曜日に採決される。ドイツ与党内では意見が分裂しているが野党が賛成しているので、可決自体は問題なさそうだ。だが最も抵抗の強いスロバキアの採決は10月11日に行われる。7月の支援合意自体にもまだハードルが残っている。

 そんな中でのレバレッジを使ったEFSF再拡大案は、各国の「反支援派」の反発を強めている。レーン欧州委員は独紙の取材に対して、EFSFの融資力を2兆ユーロにまで拡大する案を検討中だと述べ、10月13日に予定されているEU財務相会議で議論する考えを示唆している。またスマギECB専務理事も、ECBからの借入を担保とすることでEFSFの融資力を拡大できるとの見方を示しており、市場はこうした動きを歓迎しているようだ。だがレバレッジを使う策がすんなりと合意に至るかどうかは不明である。既にドイツ議会内では、木曜日のEFSF賛成はこれ以上の拡大を行わないことが条件、とする声が増えている。欧州危機はまだ進行中である。


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